長文英語は不要、短くても確実に伝わる英会話を提案しているオンライン英会話スクール講師・mamiさんによるFRaU web連載「シンプルなのに伝わる英会話レッスン」(毎週金曜更新)。

今回のテーマは、予期せぬ出来事に遭ったり、避けられない問題が起こったときなどに使う「仕方ない」「しょうがない」という言葉。英語の場合、会話の内容によってフレーズが変わってくるので例題を3つ挙げ、それぞれの使い方を解説します。

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★mami流・英語を話すときの心得★
「間違えないように言わなきゃ」と気負う必要は全くありません。一番大事なのは「相手に伝えること」。カタコト英語でも問題ナシ! 「英語がしゃべれないから……」と、困っている外国人を見て見ぬふりせず、積極的に話してみましょう。

「しょうがない」を意味する英語表現3選

「しょうがない」と英語で言いたいとき、どのようなフレーズが思い浮かびますか? 英語ではシチュエーションによってさまざまな言い方があります。ネイティブがよく使うフレーズを、それぞれの違いとともに解説していきます。

【1】 It can’t be helped. 「しょうがない」

【解説】このフレーズは、「状況を変えるには何もできない」「何をやっても変わらない」と言いたいときに使います。過去のことを話す場合は、「It couldn’t be helped.」と助動詞を過去形にしましょう。自分の行動に関する場合は、「I can’t help it.(しょうがない・自分ではどうしようもない)」のように言うこともできます。

【2】 I have no choice. 「しょうがない」

【解説】直訳すると「選択肢がない」という意味になります。こちらも過去のことを言う場合は、「I had no choice.(しょうがなかった)」と過去形になります。また、自分ではなく相手のことに関して言う場合は、「You have no choice.」と主語も変わります。応用して使えるようにしておきましょう。

【3】 That’s life. 「しょうがない」

【解説】これは直訳では「それが人生さ」となり、起こってしまったことや状況は仕方なく受け入れるしかない、といったニュアンスが含まれています。不幸な出来事に落ち込んでいる相手に対して「しょうがない、それが人生だよ」と、励ます意味で使われることが多いです。

今週はここまで。mamiさん監修「シンプルなのに伝わる英会話レッスン」は毎週金曜日に更新!

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