プロフィール帳、前略プロフ、最新プロフサイトまで…若者の「プロフ文化」はどう変わった?
インスタグラム、ツイッターなど、Z世代のSNSアカウントのプロフィール欄に、自分のプロフィールらしきものをまとめたリンクが貼られているのを見かけたことはありませんか? 世代によっては、そのリンクを見て、なんだか懐かしい気持ちになる人もいるのではないでしょうか。
かつて流行した「前略プロフ(前略プロフィール)」などのプロフサイトやmixiのプロフなど、どの世代の若者も必ず通ってきたであろうプロフィール文化。現在、Z世代の若者はどのようなプロフィールを作成し、友人に見せているのでしょうか?
プロフィール帳、前略プロフ、mixiの共通点
そもそも思い返してみれば、一番初めにプロフィールを見せあったのは紙のプロフィール帳だったように思います。
学校や習い事の友人とプロフィール帳を交換したり、勇気を出して好きな人に渡してその子が何が好きか、好きな人がいるのかなどを探ったりして楽しんでいました。好きな人が書いてくれたプロフィール帳を何度も読み返したことなどあったのではないでしょうか。
可愛いプロフィール帳を持っていたら羨ましがられますし、たくさんの友人のプロフィールを持っているということは友人が多いことを意味し、一種のステータスでもありました。
(以下の画像は @O_Tyotaro さんが作成したプロフィール帳のイメージ)

ネットが普及して以降、ホームページや前略プロフィール(2004年にスタートしたプロフサイト。2016年に終了)などで自身のプロフィールを公開することが流行しました。
特に前略プロフィールは友達のリンクを自分のページに貼り付けることが主流だったため、その数が多ければ多いほど友人が多いことをアピールできます。
プロフィールを見ればどんな人かわかるので、見ず知らずの人とも地元が同じなど共通点を見つけると盛り上がるなどもよくありました。
ちなみに、恋人同士の付き合った記念日を表す「since~」も前略プロフィールから流行ったものです。
紙のプロフィール帳同様、前略プロフィールやホームページの時代も、やはり友人が多いことがステータスであり、それをアピールできる仕様でした。