そして、mixiへとプロフィールの時代は移ります。
mixiは自分でプロフィールを書くのではなく、友達に他己紹介としてプロフィールを書いてもらうというものでした。
これも友達が多ければ多いほど自分の紹介文が充実し、友人が多いことのアピールになります。
Z世代のプロフィールは「オタ活」用
これまで見てきたように、プロフィール帳やプロフサイトなどには、友人が多いことをいかにアピールするかという共通点があります。
友人が多ければ多いほど良いというステータスの象徴とも言えたプロフィール。しかし現在、Z世代の間で使われているプロフィールには、一見そういった要素が含まれていないように感じます。
そもそも、Z世代の間でプロフィールが特によく使われる場面は「オタ活」です。

自分が誰を推しているか、どのライブに参戦したか、どのようなジャンルが好きなのかなどの紹介をするのが基本です。
また、自分が好きなものだけでなく、苦手な人も書いているのが特徴です。同担・同嫁(同じ推し・同じ対象に恋愛感情を抱いている人)NGや、腐表現・夢表現(BL表現・自分と推しを恋愛につなげる思考)NGなど自衛するために表記しています。
加えて、自分の苦手なジャンルは地雷と表現されることが多く、『地雷避け』のために事細かに好きなもの、嫌いなものを書いています。
他にも、ランダム系のグッズなどで推しが出なかった際に交換する取引においてもよく利用されます。トラブルを防止するためにお願いしていること、自分が徹底していること、梱包方法や郵送方法なども事細かに書いています。