――なんと、大変ですね…。
それから、あまり知られていないと思いますが、手術中の患者さんの「体位」はすごく重要です。体位がおかしいと、神経を痛めて手術後にダメージが残ってしまうことがあります。麻酔をしている場合は、筋弛緩状態にあるので、誤って手足がブラブラしてしまうと、ものすごく神経に負荷がかかりますからね。
体位を固定する仕事はオペ看がかなりの部分を担っているので、どこにクッションを置けばいいか、どのように体位を固定するか、これも本などで勉強していました。
――などほど。たゆまぬ努力が必要なお仕事なのですね。
はい、勉強はたくさんしました。手術という重大事には、医師だけでなく、そういう努力を積んだオペ看が関わっていることを知ってもらえるとうれしいです。