問題は岸田政権だけじゃない…バラマキ合戦で国会が「機能不全」に陥っている!

閉会する臨時国会、3つの問題点

何も是正されないまま「時間切れ」

岸田総理/photo by gettyimages

臨時国会は今日(12月21日)、機能不全に陥ったまま16日間の会期を終えることになった。

象徴的なのが、今年10月の総選挙で当選して1日しか在職しなかった新人議員を含む衆議院議員全員に1ヵ月分の満額(100万円)が支給されたことをきっかけに、新聞やテレビから集中砲火を浴びた「文書交通費」(文書通信交通滞在費)の問題だ。

会期前には与野党が臨時国会で見直すことに一致したと伝えられたものの、いざとなるとまとまらず、何も是正されないまま時間切れを迎えたのである。

 

加えて、18歳以下への10万円の給付金の問題では、与野党が現金給付を認めるべきかの議論に明け暮れて、本質的な社会保障制度の不備の見直し論議を怠ったほか、壮大な無駄遣いと将来の大型増税の原因になりかねない過去最大の35兆9800億円あまりの補正予算についても、資金使途の精査をほとんど論じない中、あっさりと衆・参議院で政府案を可決する始末だった。

与野党がバラマキという安易なポピュリズムに陥り、『言論の府』の役割を果たせない国会の機能不全は深刻である。

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