「1億円横領」の疑い…なぜ元参議院議員は逮捕されたのか、その“深層”に迫る

羽田空港の格納庫売買で何が…

元参議院議員を逮捕

羽田空港の格納庫売買に絡み、文部科学副大臣を務めたことがある山内俊夫元参議院議員が、業務上横領を働いたとして、11月28日に警視庁捜査2課に逮捕され、19日が経過した。近く起訴される見通しである。

筆者は、旧知の山内容疑者から格納庫売買の話を、「国土交通省の“妨害”で売買が前に進まない案件」として聞いていた。28億円の買収資金を出したのは香川県の投資会社・マルナカホールディングス(マルナカHD)だが、そことトラブルになり民事訴訟(提訴日は20年12月8日)を起こされていることも聞いていた。

羽田空港/photo by gettyimages
 

ただ、山内容疑者は「ビジネス上のトラブルだから問題ない。売却の見込みはあり、売れたら遅延分に金利(月に600万円)をつけることで了解をもらっている」とも話していた。

確かに県議を2期、参院議員を2期務めた政治家としてのプライドからか、山内容疑者は逮捕容疑の約1億円を含め、マルナカHDに対して使い込みの事実は否定しなかった。ただ、後述する総額2億8000万円を「預り利用する」という認識でいたのだが、マルナカHDはそれを認めなかった。

筆者は、事件化以降、関係者の取材を続け、なぜ逮捕されたのかを検証してみた。

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