春の七草、すべて言えますか?
さて、ここからは肝心の七草粥について紹介していきます。七草粥の主役は「春の七草」と呼ばれる野菜や野草たちです。

■芹(せり):「新芽がたくさん競り合って育つ」という様子から、勝負に「競り」勝つという意味合いが込められています。
■薺(なずな):「ぺんぺん草」のことで、「撫でることで汚れを取り除く」という意味合いが込められています。
■御形(ごきょう):「母子草(ははこぐさ)」のことで、仏の体という意味合いが込められています。
■繁縷(はこべら):「はこべ」とも呼ばれて、「繁栄がはびこる」という意味合いが込められています。
■仏の座(ほとけのざ):子鬼田平子(こおにたびらこ)とも呼ばれて、仏の安座という意味合いが込められています。
■菘(すずな):蕪(かぶ)のことで、神を呼ぶ鈴という意味合いが込められています。
■蘿蔔(すずしろ):大根のことで、「汚れのない清白」という意味合いが込められています。
なるほど、春の七草にはそれぞれにしっかりと意味がありますね。それに日本の宝である「米」が加わった七草粥は願掛けや縁起も良さそうです。
ちなみに、春の七草はこの時期になるとスーパーでセットが売られたりします。また、ネットでもフリーズドライの商品が買えます。作り方も簡単ですので、ぜひチャレンジしてみてください。