日本人が「マスク」を外す日…社会の“同調圧力”に打ち勝たなければならない

いつかその時が来る

マスクをさせたい人と、したくない人

兵庫県神戸市兵庫区の路上で、マスクをつけずに歩いていた25歳の男性が、「マスクをしろよ」と65歳の男性に注意されたことに腹を立て、その65歳の男性を投げとばすという事件があった。65歳の男性には下半身不随の後遺症が残っているという。

お店の側が、入店する客に対してマスクの着用を求めるのは、お店の管理として当然のことだろう。しかし、少なくとも路上でマスクをしていない人に対して、まったく見ず知らずの他人が、たとえけんか腰であろうと、丁寧に言おうと、どのような態度であっても、わざわざマスクの着用を求める感覚というのは、僕からすれば他人のプライベートに口を出し過ぎな印象を受ける。

マスクの着用はあくまでも「コロナ禍でのマナー」に過ぎず、着用を強制するものではない。また、近づいて注意をするのであれば当然ソーシャルディスタンスにも反している。遠くから注意をしたとしても、大きな声を出すことは飛沫感染の可能性があることも分かっている。

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マスクをしないことを注意しなければならないほどにマナー違反に感じている側が、ソーシャルディスタンスや不要な大声を出さないという、マスク着用と同等に基本的なマナーを守らないのは、自分勝手が過ぎると僕は考える。

こうした問題はコロナ禍のごく初期にも見られた問題だ。

新型コロナでの重症化は高齢者中心であり、若い人たちには余り関係ないと思っていた若者が、確かに積極的にマスクをしない時期はあった。また当時はマスク自体も手に入りにくく、手に入っても50枚入りが2000円くらいの高値で取引されていたことから、マスクをしたくてもできない人たちもいた。

 

自分の場合は、たまたまマスクが市場からなくなる直前に、掃除用にと考えて50枚入りのマスクを購入して数枚しか使っていなかったので、かなり助かったことを覚えている。

そうした状況で「他人にもマスクをさせたい人と、積極的にはマスクをしたくない人」の対立が所々で発生していた。

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