2021.12.19
# 東証 # 日本株

波乱の「年末相場」を前に仕込みたい、「これから来る!」15銘柄の全実名

おトクな株主優待の紹介もあわせて
安恒 理 プロフィール

特に注目したい「再生エネルギー」関連銘柄

ここからは具体的な銘柄を挙げていこう。

再生可能エネルギーには太陽光発電やバイオマス発電があるが、その両方を手掛けているのがレノバ(9519)だ。ほかにも風力発電、地熱発電にも取り組んでいる。そして日本のみならずアジアでの事業展開にも注力。

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業績も着実に伸ばしている。それを受けて株価は21年11月に高値をつけたあとその後右肩下がりに下落。株価は現在4000円台半ばの水準。将来性を考えたら割安といえないだろうか。

同様に再生可能エネルギー関連銘柄としてイーレックス(9517)が挙げられる。電力小売りが主力の事業だが、その中心は再生エネルギー電力だ。国内でバイオ発電所を稼働させている。さらにアジア中心とした海外展開も旺盛。

22年3月期の業績予想は増収ながら減益予想。そのため株価は21年8月の上場来高値3240円から調整し、2300円台。下値メドの水準でこの2300円が当面の下値支持線。仮にこの水準からさらに下押しすると次は2200円、さらに2000円が下値の抵抗線だろう。ただ同社の将来性を考えると、どこまでも下がるとは思えない。いずれ下値を確認して反騰し始めたら、そこが絶好のタイミングといえよう。

二酸化炭素排出を減らす省エネ型低温蒸発装置の拡販に力を入れる木村化工機(6378)にも注目したい。

22年3月期の業績は、上期は好調だったが下期がその反動で減速し、通期は前期並みに落ち着く予想。

そのため株価は調整局面に入っている。約1ヵ月前までは800円以下をウロウロしていたが21年11月半ばから急騰、11月末には1100円超をつけている。その後、下落の一途を辿り900円を割った水準で、まだ下値は見えない状況だ。株価が落ち着き上昇の兆しが見えたところで拾いたい銘柄だ。

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