2021.12.19
# 日本株 # 東証

波乱の「年末相場」を前に仕込みたい、「これから来る!」15銘柄の全実名

おトクな株主優待の紹介もあわせて
安恒 理 プロフィール

『会社四季報』は23年3月期の業績予想を増収増益と見込んでいるが、株価はまだそこまで折り込んでいない。

二酸化炭素排出抑制に重要な課題として、ガソリン車から新エネルギー車への切り替えが挙げられる。21年1月には菅前総理が施政方針演説で「2035年までに新車販売で電動車100%を実現する」と宣言。この動きは日本国内のみならず世界的潮流となっていて、蓄電池の存在は重要性を増すと見られる。

やはり「リチウムイオン電池」が狙い目?

オハラ(5218)はカメラ向け光学ガラスを主力製品とする企業だが、今後はリチウムイオン電池の売り込みを強化すると見られる。

12月15日に21年10月期の決算発表を行ない、そこで示された22年10月期の業績予想は売上240億円(前期比2%増)、営業利益17億5000万円(前期比27.9%増)だった。
株価は12月15日、157円高(前日比11.18%高)の1516円と急騰したが、直近高値の2115円(21年3月)にはまだ及ばない。そこから長らく調整を続け、上値にチャレンジするもそのたびに反落し、16日にも予想通り反落があった。

12月5日のあとの反動に気を付けたいところだが上値はまだ追えるだろう。

Photo by iStock(画像はイメージです)
 

計測機器のHIOKI(旧名:日置電機 6866)もEVバッテリー用を含む太陽光発電用のエネルギー計測器を手掛ける。会社側は22年12月期中に、電池材料計測機にも力いれると宣言している。

業績もいい。営業利益予想はここしばらく続けて増額し、22年12月期、23年12月期も増収増益の予測。さらに最高純益も連続して更新する見込みだ。

業績好調を受け株価も順調に上げてきた。9月には上場来高値の1万円を突破。その後、調整局面を迎え、9000円割れの水準で再度の上昇の兆しを見せている。

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