2022.03.18

靴職人・花田優一が明かす「ぼくが”相撲”をやらなかった理由」

憧れは憧れのままに~『街録ch』~
落合 龍平 プロフィール

幼心に刻まれたマスコミの怖さ

花田さんは1995年、東京都杉並区生まれ。

子供の頃の記憶といえば、土俵で活躍する父親とプライベートを嗅ぎまわるマスコミの姿が中心だという。

「相撲の立会いって、下手したら死んでしまうくらいの衝撃があるじゃないですか。
それをテレビで見るのは、他のスポーツやバラエティを見るのとは、まるで違う感覚でした。

『お父さん大丈夫かな』『怪我しないかな』、それ以上に『死んじゃうんじゃないか』と心配しながら見ていましたから」

マスコミに追い回されるのが幼いころの日常だった(『街録ch』より)
 

「マスコミの方がいつも家を取り囲んでいました。だから窓も開けられないし。カーテンは年がら年中閉めていました。

母が幼稚園まで迎えに来てくれても、出口にカメラマンが張ってるから、一緒に出られないんです。そういうのがあって、当時はカメラマンがめちゃくちゃ嫌いでしたね」

「昔のカメラマンって本当に酷かったんですよ。車で移動していても、高速の入り口にカメラマンが張っていて、突然ボンネットに乗ってきて写真を撮ろうとしてくるんです。GPSみたいなものを車につけられたこともあります」

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