人や地球環境、社会に配慮したフードってなんだろう。見る目の確かな誰かが、実際にリピートしているものが知りたい! “あの人”が愛してやまないSDGsなフードアイテムをここで一挙にご紹介します。今回は、魚&肉・農作物・豆と豆製品のジャンルをピックアップ!

Fish & Meat
サステナブルな漁業と畜産と

バゲットにのせたりパスタに加えたり!
料理家
中川たまさんセレクト
「FISHSTANDのまぐろコンフィ」

ハーブとオリーブオイル風味のまぐろコンフィ、まぐろ屋さんのごちそうツナ(200g)¥864ほか。様々な味付けのミニシリーズなど/すべてFISHSTAND  www.fishstand.jp

神奈川県三浦市の三崎漁港近くを拠点とするマグロ卸問屋〈三崎恵水産〉によるECブランド。半世紀以上の歴史を持つ問屋の確かな目利きで選んだ高品質なマグロを自社で加工し、食べきりサイズのコンフィに。

Nakagawa's Comment
「おいしさはもちろん、持続可能な漁法で獲ったマグロだけを扱い、さらに再生可能エネルギー普及のための『まぐろでんき』というプロジェクトをされている点も素晴らしい。サバのコンフィなどもあって、三浦の魚をより親しみやすくしてくれる存在」

 


狩りから料理まで。命をいただくことをしみじみと感じます
編集Fセレクト
「クルックフィールズのジビエのシャルキュトリー」

シェフ’sセレクト(シャルキュトリー)¥3240/クルックフィールズ kurkkufields.jp

農業、食、アートを軸とした複合施設で作られているジビエのシャルキュトリー。主な素材は、地元・木更津で害獣として駆除された猪や鹿。解体処理を行うため、木更津市と共同で食肉処理場も運営。豚肉は地元で自然に近い状態で育てられた「爽やか豚」を使用。

F's Comment
「フレンチのシェフが自身で免許を取得して狩猟を行い、肉をさばき、加工しているから、臭みや硬さもなく美味。『人間の都合で駆除されたんだから、おいしく料理してあげることが命を尊重すること』という言葉が心に残っています」


僕が日本でいちばんのファンかもしれない
〈Chus〉オーナー
宮本吾一さんセレクト
「越田商店のサバ文化干し」

サバ文化干し8枚入り(100~110g)¥2592/越田商店 koshidasyouten.com

ロスを最小限にする熟練の手さばきでサバを3枚におろし、半世紀近く塩を継ぎ足し、酵母菌や乳酸菌が自然に住みついた漬け汁へ。日々、サバを漬け続けることで旨味が凝縮し、熟成された漬け汁によって調味された、臭みがなく、芳醇で旨味がある唯一無二の干物。

Miyamoto's Comment
「漁獲制限をきちんと設け、持続可能な漁業をしているノルウェーのサバを使用。また、保存料や添加物を使わず、塩とサバの髄液だけの漬け汁で昔ながらの保存食品として作っているところもいい。安全な食を、という願いと、応援の気持ちを込めて購入しています」


桜の木の香りをふんわり感じます
スタイリスト
竹内万貴さんセレクト
「山のハム工房 ゴーバルのベーコン、ウインナー」

ウインナーソーセージ(110g)¥540、ショルダーベーコンスライス(83g)¥583/ともに山のハム工房 ゴーバル gobar.shop-pro.jp

岐阜県恵那市、標高600mの静かな山の中で食肉加工を行う工房。化学調味料、保存料、発色剤などは使わず、時間をかけて熟成させ、自然の旨味を引き出す。スモークには自分たちで割った桜の生木を使い、昔ながらのだるまストーブで乾燥・加熱・燻煙を行う。

Takeuchi's Comment
「非遺伝子組み換え飼料で育てた豚や鶏を真っ当な製法で加工されています。海外からの研修生など多様なスタッフがのびのびと作業する光景を目にすると、“Living is sharing=生きることは分かち合うこと”という理念が空気のように自然にあることを感じます」


忙しいときもこれで手軽においしいパスタができちゃう!
モデル・〈FOOD&COMPANY〉スタッフ
hiromiさんセレクト
「パタゴニア プロビジョンズのムール貝・オリーブオイル漬」

ムール貝・オリーブオイル漬 レモンハーブ・スモーク各(120g)¥842/ともにパタゴニア プロビジョンズ www.patagoniaprovisions.jp

スペイン北部ガリシア州沿岸で養殖されたEUオーガニック・ムール貝を使用。水中の微細なプランクトンを食べ、同時に周囲の水質を改善。また、栄養価が高く美味なので、絶滅が危惧される野生の魚よりも積極的に食べたい食材。

Hiromi's Comment
「以前〈FOOD&COMPANY〉で勉強会が開催され、そのおいしさはもちろん、食の問題や地球の未来のために真剣に取り組む企業姿勢に感銘を受けました。お気に入りは、スモークとレモンハーブ。肉厚で濃厚な味わいで、ソースごとパスタでいただきます」


食べ続けたいからこそ工業的な畜産を避けたい
レストラン〈igora〉シェフ
坂井務さんセレクト
「九州産直クラブの走る豚」

九州産直クラブの走る豚ロースカツ2枚(200g)¥980/ママトコキッチン mamatoco.co.jp

「生きている間は豚の生き方を尊重したい」という想いから、広大な森に点在する放牧地で放し飼い。免疫力が高く、健康で病気知らずだから、抗生物質やホルモン剤は必要なし。麦、米ぬか、サツマイモといった飼料のほか、草の根やどんぐりなどを食べて育つ。

Sakai's Comment
「経済優先の畜肉を、安心して娘に与えられるだろうかと考えると、面倒がらずに情報を選択し、消費活動を見直す時期。できればこんな循環型畜産で、豚を出荷したあとの圃場の再生や地下水への影響を最小限にすることに取り組んでいるものを選びたい」