マルハニチロの調査(https://www.maruha-nichiro.co.jp/corporate/news_center/news_topics/20210324_research_sushi2021.pdf)によれば、月に1回以上回転寿司を訪れる人は約35%、回転寿司デートをしたことがある女性は5割にも上る。
寿司ネタもバラエティに富む。マグロやサーモンといった不動の人気ネタから、肉や天ぷらといった変わり種、さらにはフライドポテトやラーメン、うどん、ケーキやパフェなどのサイドメニューも回る。
「銀座おのでら」が回転寿司に進出
ここまで普及してきた回転寿司では、もはや新たな展開やコンセプト、驚きや発見は生まれないのではないか。
そう思われていたところで、これまでにはない新しい回転寿司が表参道に2021年10月8日オープンした。
それは、ONODERAフードサービスが運営する「廻転鮨 銀座おのでら本店」だ。すぐ隣には「立喰鮨 銀座おのでら本店」も同時オープンした。

ONODERAフードサービスは、2021年3月期で連結売上950億円、2021年4月1日時点でグループ従業員数 2万1899人という、ONODERA GROUPの傘下にある。1983年に北海道で創業したONODERA GROUPは給食事業に始まり、2005年にはJリーグの横浜FCに資本参加し、2016年には海外での人財事業、2019年には東京明日佳病院の経営も開始するなど、手掛ける事業は幅広い。
レストラン事業にも力を入れており、世界5地域12店舗を展開している。この中心にいるのが、2013年4月1日銀座にオープンした「鮨 銀座おのでら」だ。期待を上回るサービスとネタの上質さで、銀座の中でも一目置かれる存在となった。