2021.12.24
# 音楽 # INTERVIEW

「氷室京介は“解散”と決して言わなかった」BOØWYドラマー高橋まことが語る「一番悲しいクリスマスイブ」

白鳥 純一 プロフィール

『LAST GIGS』のチケットはわずか10分で完売

――翌日のクリスマスの新聞には、翌年開催される「LAST GIGS」の告知もありました。

新聞を見たら、「GIGSをプレゼントします」って広告が出ていて、「解散したのに、なんだこれ?」と思ってね。その後しばらくしてから、東京ドームでライブがあることを聞いたんだけど、活動が終わったのに、次のライブがあるのがその時は信じられなくて…。

――「LAST GIGS」のリハーサルは、どんな感じで進んだのでしょう?

久しぶりに集まって、和気藹々とした感じでリハーサルが始まって…。「まずはイメージ(ダウン)やるか」となったんだけど、松井が「キーは何だっけ?」と言い出して…。いいところでボケるんだよな。初日は、ヒムロックの「何だ、松井覚えてないのかよ。きちんと覚えてこいよ」で終わった。周囲はみんな緊張しているのに、一気に拍子抜け(笑)。その後は、ヒムロックとビリヤードに行ったな。もちろん、次の日からはきちんとやったけどね。

 

――2日間で9万6500枚あった『LAST GIGS』のチケットは、わずか10分で完売。発売日に電話回線がパンクしたことも話題になりました。

電話に関しては、俺のせいじゃないからわからない。『知ったこっちゃない』という部分もあるんだけど…。俺らがミュージシャンとして真面目に音楽をやってきて、日本一になれるという快感を味わえたこと。あの時代にバンドが出来たことが何よりも財産だし、一番良かった。それに尽きるんじゃないかな。一生懸命やってきた甲斐があったよ。

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