スウェーデン人の友達から驚きの回答が!

現在住むヘルシンボリの中央駅付近からの眺め。ルンド大学のヘルシンボリキャンパスなどが見える。撮影/吉村有理江

ところで、画期的なPANTシステムを生み出した背景には、スウェーデン人のリサイクルに対する考え方が日本と違うのでは……? と気になったので、今回の記事執筆を機にスウェーデン人の友達にリサイクルに関する考えを聞いてみました!

「スウェーデンの一般的なリサイクルシステムについて、どのように考えている? 学生のとき学校で、家族や友人とリサイクルについて話し合ったことがあった?」

すると友達からこんな回答が。
「スウェーデンのリサイクルシステムは、スウェーデンの日常生活において非常に重要な役割を果たしていると思う。私たちは小学生の頃からリサイクルの重要性を学んでいたの。例えば、私の学校では、「リサイクル・デー」と呼ばれる日があって、学校の外に出て環境への配慮について学んだ気がする。友達や家族とは、環境問題をテーマにした議論が常に行われていたし、大学では気候変動、地理、海洋生物学、化学物質、人間と環境の相互作用などについて学ぶ機会もあったの。環境学はスウェーデンの人々の間でとても人気があって、一般教養としても気候やリサイクルについて普段からごく自然に話し合っていると思う

学校に「リサイクル・デー」があったなんて驚き! さらには、友達や家族とは、環境問題をテーマにした議論が常に行われていたというからスウェーデン人の環境意識の高さに脱帽しました。

さらにもうひとつ質問してみました。
「なぜスウェーデンでは、『サステナブルな生活』が自然に根付いているんだと思う? 例えば、パンタメラ然りスウェーデンはSDGsに関して積極的にアクションしていると感じるのだけれど……」

環境やリサイクルに関する話題は、スウェーデンの人々の間のあらゆる年齢層で非常に一般的なの。リサイクルについて、幼い頃から子供たちに教えているので、サステナブルはごく自然なテーマだと思う。また、パンタメラは、スウェーデンの人々が誇りに思っていることのひとつ。ペットボトルをリサイクルするのは当たり前! パンタメラは、非常に重要なリサイクルシステムだと思う。

なぜ私たちがこれほどまでにリサイクルシステムにこだわるのかというと、おそらく自然に対する感謝とリスペクトにつながっている行為だと考えているから。ゴミがどこに行き、どのように処理されているかを知りたいの。何かをリサイクルすると、私たち全員がリサイクルシステムの一部を担っているように感じるから」

他にも一緒に働くヘルシンボリの高校を卒業したばかりのスウェーデン人にもリサイクルに関して聞いてみたら、リサイクルに関することや自分がひとりで生活していくことに必要なこと(日本でいう家庭科や道徳、図工の授業なようもの)を小学校の時に学ぶんだそう。話を聞いてみて、スウェーデンの教育に関しても俄然興味が湧きました。