2022.01.17

自動翻訳、ゲーム、画像処理…「機械学習」がやってるたった1つのこと

すべては、「関係性の予測」に帰着する

機械学習、という単語で多くの人が思い浮かべるのはどんな機能でしょうか? おそらく画像認識、自然言語処理、そして、囲碁や将棋、チェスなどのゲームなど、といったところでしょうか。

一見すると全く異なるこれらの機械学習の応用には、ある共通点があると言います。それは一体何か? 上記の応用例から、機械学習が"やっていること"を考えてみます。

「機械学習」と聞いて、誰でも思い浮かべること

機械学習、という単語で多くの人が思い浮かべるのはどんな機能だろう。たぶんそれは次の3つの事例ではなかろうか。(自動運転に使われている)画像認識、(自動翻訳のベースとなる)自然言語処理、そして、コンピュータ囲碁(と将棋、欧米ではチェスの話もよく聞く)。この一見すると全く異なる3つの応用には、しかし、ある共通点がある。

それは、すべて「関係性の予測を行っている」ということだ。

コンピュータ将棋の例を挙げよう。

【写真】将棋でコンピューターが勝ったphoto by gettyimages

コンピュータ将棋がプロ棋士を打ち負かした、といってもいまや誰も驚かないだろうけれど、かつてそれはとんでもなく難しいことだと思われていたのだ、機械学習が導入されるまでは。機械学習をはじめてコンピュータ将棋に導入したソフトの名前はBonanza(ボナンザ)という。

Bonanzaは2006年に開催された世界コンピュータ将棋選手権大会に彗星のごとく登場し、並み居る強豪をなぎ倒してみごと優勝を飾り、周囲を啞然とさせた。Bonanzaのソフトを書いたのはコンピュータ将棋に何の実績もない、理論化学の研究者・保木邦仁(ほき・くにひと)氏だったからだ。

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