2022.01.14
# 政治政策

「‘’いい人‘’にならなくていい」って、本当だろうか?今、日本に必要なのは”いい人‘’なのに!

ミモレ編集部 プロフィール

人の心が癒やされ、空気が浄化され、周りまで“いい人”にする、”いい人“の効用

写真:AP/アフロ

日本の政治家に対しては、どうしても性悪説のバイアスをかけて見てしまうから、まるでピンとこないかもしれないけれど、野心や私利私欲からではない、本当に世のため人のための政治をしてくれる人がリーダーになったら、日本の空気がキレイに澄んでくる気はするし、1年後2年後、正直何ひとつ達成できていなくても、最低でも国民の気持ちが癒やされてはいる気がしたり。

いや実際、それだけでも日本と言う国は変わっていくはずなのです。なぜなら、私たちは明らかに政治において“人間不信”になっているから、幸福度が低い。つまり国のトップが本当に“いい人”と思えた時、おそらくそれだけで幸福度は上がるはずなのです。一度くらい、政治が人々の心までを浄化する力をちゃんと見せてほしいと思ったわけです

 

いい人は、周りに移り、お互いを浄化していく力を持っています。美容上も“いい人”しかきれいになれない(これはまた次の機会に書くとして)、むしろいい人の計り知れない効用を見直すべき時なのです。

ドイツのメルケル首相が、移民受け入れ反対の声を受け、「緊急時に困った人たちに温情を見せられない国なら、ドイツは私の国ではない」と語ったと知った時、なんだか胸が熱くなりました。トップがこういうことを言える国を羨ましいと。

“いい人”にしかできないことがあり、“いい人”だから諦めないことがあります。“いい人”はむしろ心が強い。だから“フリ”をやめて心を守るより、その強い心を育てていくべき。“いい人”になる必要なんてないと、一人一人が思い始めるのはあまりに危険。それでは社会への怒りも悲しみも減ってはいかないのです。
だから私自身、まだ遅くはないはずだから、日々こう唱えています。“いい人”にならなきゃと。


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