高校生で初めて使った生理用ナプキン

これが当たり前だったAさんですがが、高校生になって初めてナプキンを使います。

「きっかけは友達が友達に“ナプキンかして”と言っているのに便乗して、私もナプキンをかりたんです。当時はナプキンがどんなものなのか、どこで売っているのか、いくらで買えるのか……そういう情報や知識が全くありませんでした。だから、勢いでかりたはいいけど、返すのどうしよう? という悩みの方が先に頭によぎりました。

でも、どうしてもナプキンを使ってみたくて。使ったら……衝撃的でした。当たり前ですけどトイレットペーパーと比にならない使い心地。やわらかいし、肌触りもいいし、ズレないし、漏れない! こんな素晴らしいものがあるのか! っていう。とにかく衝撃的でした」

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でも、かりたナプキンを返す方法がわからず、しばらくはナプキン代として200円を友達に渡し続けていたAさん。この頃、生活費のためアルバイトをしていたそうですが、毎回ナプキンをかりるたびに200円返す負担は大きく、数回かりたのち、またトイレットペーパーに戻り、生理をしのいでいたと言います。

「今なら、数百円あれば薬局で1袋分のナプキンを買えるってことぐらいわかるのですが、当時はそれすら知りませんでした。また、当時は家に居場所がなく、自宅に帰らない日も続いていて……バイト代は、親に支払ってもらえない、私の学校生活に必要な食費やローファー等の生活必需品に消えていきました。

そんな中、特に過酷だったのが生理中の部活です。通っていた中・高校では、部活への所属が必須だったので、私は陸上部に所属しました。陸上部なら他部活よりも必要な物品が少なく費用が抑えられることと、私自身も走ることはできたので所属したわけですが……」