ゲッターズ飯田さんをして「歩くパワースポット」と呼ばれるようになった、湘南乃風のSHOCK EYEさん。彼はここ数年、全国の神社を巡り、神社や神様にまつわる写真を撮り続けている。今では年間100社以上巡っているという。その中でも“最高の1枚”を集めた一冊が、『待ち受けにしたくなる』(講談社)だ。紙書籍版には、掲載写真全48枚とスペシャル画像1枚がダウンロードできるという特典がある。
SHOCK EYEさんが、神社を巡り始めたきっかけから、実際の初詣にも役に立つ「最強の神社」を聞いてみた。

『待ち受けにしたくなる』より
湘南乃風 SHOCK EYE
神奈川県生まれ。RED RICE、若旦那、HAN-KUN と共に「湘南乃風」を結成。ヒット曲「純恋歌」「睡蓮花」は幅広い世代で歌い継がれている。プロデューサーとしても、ハロー!プロジェクト、ジャニーズWEST、YouTuberのフィッシャーズなどへの楽曲提供を行う。近年では、インスタグラム上で会員限定のコンテンツ「Shrinegram」を運営するなど、音楽以外でも幅広い活動を行っている。著書に『歩くパワースポットと呼ばれた僕の大切にしている小さな習慣』『歩くパワースポットと呼ばれた僕の大切にしている運気アップの習慣』がある。最新刊が『待ち受けにしたくなる』(共に講談社)。
 

「歩くパワースポット」と呼ばれるにふさわしいと思えなかった

 ――ほぼすべての写真を撮影されたと伺いました。
 
『待ち受けにしたくなる』に収録している写真のうち、風景の写真は全て僕が撮影しました。一冊の本にまとめてみると、光をとらえている写真が多いですね。神社に行くと、自然と調和して“そこにある”と思うことが多々あります。そういう雰囲気も感じていただけたらうれしいです。

『待ち受けにしたくなる』より

――そもそも、神社巡りをするようになったきっかけとは?
 
8年くらい前から、僕のことを「歩くパワースポット」と呼ぶ方が増えました。当時、僕自身は、そこにふさわしい力があるとは思えなかった。皆さんに期待されれば、それに応えたいですし、そういう存在に少しでも近づけるように、自分を磨きたかったんです。

そこで、神社への参拝を始めました。自らの鍛錬のための参拝です。最初の頃は、毎日欠かさず氏神様にお参りしました。毎日、お参りするのはやってみるとかなり大変です。仕事とは異なり、誰も見ていませんし、発表することもありません。誰に強制されているわけではないのに、サボることなくお参りを続ける。目的は、自分の力と心、そして“徳”を高めることです。
 
その過程で気づいたのは、僕自身の承認欲求の強さと、自己肯定が低かったということ。ひたすら丁寧に神社にお参りし、自分に対して決めたことを続けているうちに、自分を誇らしく思えるようになったんです。自分に対して「よく頑張っているな」と心の中で言葉をかけていた。
「歩くパワースポット」と呼ばれる自分を受け入れ、努力していく習慣ができたんです。それには1~2年かかりました。