しかしこの無水灰皿だと、中から吸い殻を取り出して、可燃ごみとして捨てるだけなのです。

喫煙所の灰皿という狭い世界で広いシェアを掴んだこと自体、目の付け所がいい!
私は好きです。
吸い殻を潰して消火する仕組み
この無水・ローラー式灰皿Clear Cigarette Careには、他にも工夫がなされているのです。

このゴムローラーは吸い殻を圧縮するために収縮するようになっていて、メカ機構的にも非常にシンプルで効率のよい設計になっています。形状は拳銃の弾倉に似ていますが。
あと、二つの深いスリッド(切れ目)が入っているのですが、これがミソです。
落ちてきた吸殻は円筒であるため、ローラーとの間に入っても空回りしてしまう可能性があります。
それを防止するために、吸い殻にローラーを密着させるよう、スリッドが入っているのです。このアイデアにいきつくまでに、開発陣は結構苦労したのではないでしょうか。
