「前々から、大勢で飲み会を開いていたので、連絡先を交換しているだろうとは思っていたのですが、ここまでママ同士で交流があるとは思いませんでした…。チャットのメンバーも、今は同じクラスのママが全員参加していますが、いわゆるリーダーのママが声をかけて広がったようで、最初は仲が良い数人のグループだけで交流していたようでした」
LINEのグループチャットは、自分が参加する前のトークは閲覧ができない。そのため、容子さんは自分が参加する前にどのような会話があったのかまではわからなかった。しかし、メンバーが共有で見られるノートやアルバムの機能は、参加した前の分までさかのぼって閲覧ができる。そのノートでは、飲み会や保護者会に参加していない容子さんがやり玉に挙げられていたそうだ。
「ノートには、『亜紀ちゃんママ、保護者会にも、夏祭りとかにも参加していないのに、受験する余裕はあるんだね』、『もう受験終わったんだから、卒対の委員に選んじゃえば』、『受験落ちたし、同じ小学校だからさすがに協力してくれるんじゃない』というようなことが書いてあり、読んでいて動悸がしました…」
本来は、人づきあいが苦手なのもあり、ママ友づきあいを極力避けていた容子さん。しかし、その行動が、裏目に出たと言える。