証拠を受け取った真梨さんは、離婚する意志を固めて、修平さんを徹底的に追い込むと決めた。

浮気相手の家に逃げたが…
なんと真梨さんは、自宅に帰って早速修平さんに証拠を突き付けたという。
するとあろうことか、彼は真梨さんに責任を押し付け始めたのだ。
「確かに浮気はしたけど、そもそもは真梨のせいだからな。不妊治療の成果はなかなか出ないし、仕事はストレス溜まるし…。こんな時こそ夫婦2人で協力すべきなのに、俺の話なんか聞いてくれなかったじゃないか。一緒にいても意味がないんだから、浮気したくなって当然だろ」
と開き直る修平さん。
「私のせいだって言いたいわけ?」
「そっちがイライラして、私に当たり散らしてたからじゃん」
「だからって浮気していい理由にはならないでしょ」
他にも真梨さんにも言いたいことは山ほどあったが、全てグッと飲み込んだ。「この人には、もう何を言っても無駄だ」と思ったからだ。