2022.01.07
# 皇室

いつから洋装に…?写真で振り返る「皇室」と「ウエディングドレス」の深い関係

ロイヤルファミリーのウエディング

いち早く洋装に取り組まれた皇后美子さま

新衣いまだきなれぬわがすがたうつしとどむるかげぞやさしき
 
新衣(にひごろも)とは、1889年、明治天皇の皇后陛下美子さま(昭憲皇太后)が着用された大礼服のこと。「バッスル」と呼ばれる後ろ腰に膨らみを持たせる流行のスタイルだったのではないかと考えられています。

初代総理大臣兼宮内大臣だった伊藤博文は、ヨーロッパ諸国との外交関係を深めようと考え、宮中の服と儀式両方の国際化を推し進めました。そのため、皇室でいち早く洋装に取り組まれたのは、美子さまだったといわれます。洋装化を推し進めるということは、あらゆる生活様式を一変させることに他なりません。美子さまの戸惑いが伝わってくるとともに、新しい時代に向き合っていこうとする高揚感も感じられるのではないでしょうか。

美子皇后

1896年に定められた「婦人服制」によると、皇室の女性の大礼服はマント・ド・クール、中礼服はローブ・デコルテ、小礼服はローブ・ミーデコルテ、そして通常礼服はローブ・モンタント」とされました。1947年に「婦人服制」が廃止されると、マント・ド・クールの代わりに、ローブ・デコルテが女性の正礼装として用いられるようになりました。

 

一方、白いウェディングドレスは、1840年、イギリス王室のヴィクトリア女王の結婚式がひとつのきっかけだったのではないかと考えられています。ヴィクトリア女王は結婚式にギンバイカとオレンジの花を使った花冠を身に着け、この花冠が時代とともにブーケへ変化したと言われています。今日、ウェディングドレスとウェディングブーケは、ひとつのスタイルとして定着しています。

ヴィクトリア女王とアルバート公 photo by gettyimages

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