2022.01.07
# 皇室

いつから洋装に…?写真で振り返る「皇室」と「ウエディングドレス」の深い関係

ロイヤルファミリーのウエディング
松本 英恵 プロフィール

代々受け継がれたベール

デンマークの皇太子妃となったメアリーは、オーストラリアのタスマニア州出身。両親はスコットランド出身で、父は数学者でした。タスマニア大学で法律と商学を学んだ後、シドニーの広告会社や不動産会社で、マーケティングや広報、会計部門で活躍しました。

デンマークのフレデリック皇太子との出会いは、シドニーオリンピックが開催された2000年。観戦のためにシドニーに来ていた皇太子と地元のパブで出会い、交際をスタート。2001年にデンマークへ移り、マイクロソフト社に就職しました。婚約会見は、2003年10月に行われ、流暢なデンマーク語で質問に答えました。

デンマーク・メアリー皇太子妃 photo by gettyimages

2004年5月14日、デンマークのコペンハーゲンにある聖母教会で結婚。ウェディングドレスは、デンマーク人デザイナーのウフェ・フランクのデザインで、アイボリーのダッチェスサテン生地が用いられています。半円型のスクープネック、ボディに沿った細身の上身頃、ユリの花を象った袖がエレガント。ヴェールは、デンマーク王女マルグレーテ2世から代々受け継がれたものが使われています。

デンマーク・メアリー皇太子妃 photo by gettyimages
 

ラウンド型をアレンジしたバラのブーケは、マダガスカル・ジャスミン、ツツジ、ユキノシタ、そしてメアリー妃の故郷であるオーストラリアにちなんだユーカリの葉が取り入れられています。エレガントでありながら、フレッシュなムードも感じられる特別なブーケとなっています。

photo by gettyimages
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王位継承権はフレデリック皇太子に次いで、夫妻の第一子であるクリスチャン王子が第2位。デンマーク王室は2009年に長子相続制に改正され、第二子のイサベラ王女、双子の弟妹、ヴィンセント王子、ヨセフィーネ王女が続いています。

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