2022.01.17
# 日本株

インフレの足音が聞こえる日本で「投資」こそが資産を守る“最善手”なワケ

投資を怖がる人ほど、よく考えてほしい
バブル崩壊以降の「失われた30年」、日本経済はゆるやかなデフレの道を歩んできた。このような状況では、現金を銀行に預けっぱなしにしていても何とも思わなかったかもしれない。しかし近年、じわりじわりとインフレが起こり始めている。ようするに、現金の価値が下がっているのだ。『自由に生きるための地味な投資で2000万円』の著者で、ファイナンシャルプランナーの大西真人氏が、そんなインフレ時代の資産防衛術について語る。

日本でもインフレの足音が聞こえる

日本ではバブル経済の崩壊以降、長く経済が低迷しインフレが起こっていませんでした。物価も30年くらい上がっていなかったんです。

だから私たちはどこかで「物価が上がらないのが普通」と思い込んでしまっています。でもこれ、大間違いなんです。

物価の上がらなかった日本ですが、実はここ数年、じわじわと上がってきています。

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例えば大手製菓メーカーのお菓子の中には、値段は以前と変わらないけれども、原材料の価格上昇により中身の量が減っているものが多くあります。

小麦粉やバターなども同様です。金額自体があまり変わらないので気づきにくいですが、同じ価格で量が減っているのですから、実質的な値上げが行われているわけです。

皆さんも実感としてあるのではないでしょうか。25年くらい前はコンビニのカップアイスが1つ100円くらいで買えていたのに、現在では同じアイスが130円くらいかかり1.3倍になっています。

 

ではどうする? というお話ですね。結論から言うと、だから投資をするしかない、ということになります。世の中の人の多くは、もううすうすそのことに気づいています。

でも一歩が踏み出せない。怖がるんですね、みんな。銀行預金には慣れていても、投資なんてしたことがないから。

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