受験シーズンもいよいよ本番に突入。高校受験において、当日の学力検査とは別に、合否に深く関わってくるものといえば、“内申点(内申書)”がある。今回、Yahoo!ニュースの協力を得て、中1~高3の子どもがいる家庭を対象に、国内在住の男女2000人に、内申点に関するアンケートを実施(2021年7月)。

1回目の記事【中高生の親2000人に聞いた高校受験「内申点」の疑問…有名塾の講師が徹底解説!】では「内申点に関する疑問」を徹底解説したが、2回目の今回は「内申点への不満」をはじめ、アンケートで回答があった「内申点をあげるためにやっていること」に関して実際のところはどうなのか、栄光ゼミナールの高校入試責任者・松田裕太郎さんに取材し、詳しく話をうかがった。2回にわたってお送りする2回目。

内申点で疑問、不満に感じていることは?

アンケートの、内申点に関する疑問や不満に関する自由記述の設問では「オープンでない」、「子どもにも保護者にも内申が公開されず、先生の好き勝手にできる」、「子どもが先生に好かれなかったら、悪く書かれてしまうのではないか」といった、不透明性についてのコメントが目立った。

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通知表の評定は良かったのに、内申点では悪くつけられてしまったというケースはありえるのだろうか。

「ほぼないと思いますね。通知表と内申点は、ほぼイコール。通知表が、すなわち内申書になります」(松田さん)つまり、学校の先生に内申点を開示してもらえなくても、学期末ごとに子どもが持ち帰る通知表の評定で分かるというわけだ。

一方、「定期テストで90点以上とっていたのに、通知表で評定4をつけられた。腑に落ちない」というコメントのようなケースは「よく聞きます。いわゆる授業態度が悪かったり、提出物がちゃんとしていなかったりする子などにありがちな話です。それも評価になりますよ、ということになっています」