あまりに切ない運命を描く…少女漫画「エンジェル・ハント」をご存知ですか?

第23回「エンジェル・ハント」

子どもの頃、どんな少女マンガを読んでいましたか? クラスの中では、なかよし・りぼん・ちゃお・花とゆめなど派閥が分かれていたり、応募者全員サービスのグッズが欲しくて切手を送ったり、夏の増刊号の怖い話特集がトラウマになったり…。

そんな「懐かしい〜〜!」と思わず身悶えしてしまうような記憶が再び!

現代ビジネス少女マンガ部は第2弾がスタート。「なかよし」に続き、平成期にマンガ誌「ちゃお」に連載されていた懐かしの作品を毎週火曜日にリレー形式で紹介します。

無料試し読みもありますので、ぜひ当時のときめきを思い出してみてください。

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幽霊退治のつもりが…

第23回で取り上げるのは、「ちゃお2002年3月号」よりスタートした「エンジェル・ハント」。「アタック☆オン」「放課後チルドレン」「100万回聞かせてよ」「きらきら☆迷宮」などで知られる、おおばやしみゆきさんの連載作です。

(C)おおばやしみゆき/ 小学館

同じく2002年に連載がスタートした「ちゃお」作品を振り返ってみると…

・恋するプラスチックベイビー
・空色☆すくらんぶる
・くのいち生徒会 こいき七変化!!
・まんがみたいな恋したいっ!
・てれぱり・きっす
・とらたぬ算用塾
・抱きしめて!ノアール

どれも懐かしい人気作ばかりです。

「エンジェル・ハント」は、ちゃお2002年3月号から2004年6月号まで連載。単行本は全4巻発売されています。

あらすじを見てみましょう。

<私は天音(あまね)、中学生。パパは神父でスゴ腕のエクソシストなんだ。パパに幽霊に近づくことは止められてるんだけど、問題が。それはクラスメートの真由(まゆ)の存在。幽霊に興味のある真由が、幽霊退治すると言いはじめて、私も巻き込まれちゃって…。果たして私の運命は?>

 

突如「羽根」が現れて?

中学生の椎名天音は神父でエクソシストの父親と二人暮らし。父親譲りの霊感を持つ天音は普段は幽霊に近づくことを止められているのですが、クラスメートでオカルト少女の松田真由にまきこまれ除霊をすることになってしまいます。

以来、一緒に行動することが多くなった天音と真由ですが、ある時2人の背中から「羽根」が生えてしまったからびっくり! 困惑する2人の前に現れたのは姫野ひとし、
天堂正斗、浜崎竜彦の3人。彼らは、普通の人にはないその羽根は「天使(エンジェル)」であることの証なのだと説きます。そして彼らも天使なのだ、と。

天使見習いとして修業することになった天音と真由。そこから2人の運命の輪は大きく回り出すのです――。

(C)おおばやしみゆき/ 小学館

ヒロインの天音とクラスメイトの真由は、片やおっとり気質・片や気の強いムードメーカーと性格が正反対。心霊嫌いで通っていた天音とオカルトっ子の真由は当初はあまり仲良くありませんでしたが、見習い天使の修業として協力して除霊=バスターをするうちに、無二の親友に。正反対で未熟だからこそ、支え合い時にぶつかり合う姿に思わず応援したくなります。

2人の元に降り立った3人の天使はそれぞれタイプの異なるクール系イケメン。生徒会長でリーダー役の姫野。人気ドラマにも出演するタレントの天堂。高校生にしてJリーガー期待の星の浜崎。全員何かしらの「影」があり、読者を夢中にさせました。

おおばやしみゆきさんの描く、天音と真由をはじめとした天使たちは神々しいのひとこと。コミックスの表紙やカラー扉のイラストは毎回ため息ものでした。

本作で何と言っても特筆すべきは、ラストに向けての怒涛の展開。切なすぎる運命に、思わず「え!?」と衝撃を受けた方も多かったのではないでしょうか。『エンジェル・ハント』を読んだことのある人も、初めて読むという人も、ぜひ驚きの結末を味わってみてください。

(C)おおばやしみゆき/ 小学館
次回は1月25日に更新です。お楽しみに!

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