2022.01.13
# マンガ

「スレイヤーズ」「スラダン」「ガンダムW」…42歳女性が告白する「1995年黒歴史」が刺さりすぎる!

「オタクがここまで市民権を得るなんて――」

人気漫画が原作の劇場アニメ作品が映画興行収入数十億円、企業とのコラボグッズが次々登場、2.5次元アイドルブームでチケットは即完売…。昨今、アニメ・漫画の市場規模は拡大するばかりだ。そんな状況に困惑する42歳女性の平成初期における“オタ活”を描く漫画『古オタクの恋わずらい』(ニコ・ニコルソン)が共感の声を呼び、SNSを中心に大きく話題を集めている。

『古オタクの恋わずらい』(ニコ・ニコルソン)
 

当時、オタクを隠すのに必死だった…

主人公の佐東恵は42歳シングルマザー。子供の頃から生粋のオタクだが、娘がアニメ柄の服を着こなし、推しキャラのラバーストラップや缶バッジをカバンに着けて当たり前のように外出している姿に驚愕する。

「こんな未来、こんな青春…私の時代にはあり得なかった!!」

恵が青春時代を過ごした1995年といえば、コギャル・プリクラ・ポケベル・Windows95…。ネットも携帯も普及しておらず、まだオタクが市民権を得ていない時代だったと振り返る。

『古オタクの恋わずらい』より

17歳の恵は当時転校したばかりで、オタクを隠すのに必死だった。しかし、元気な人気者キャラ『天使なんかじゃない』の翠ちゃんを意識して空回りしたり、『SLAM DUNK』の流川くんがクラスにいないか妄想したりと、ついついオタク道を突き進んでしまう。『スレイヤーズ』『魔法騎士レイアース』『新機動戦記ガンダムW』など当時を彩る名作にもれなくハマり、オタク友だちとの文通に歓喜したり、時にクラスで浮いてしまったりとリアルな心情が描かれ、読む者の心に刺さる。

今やSNSが普及し、好きなことを当たり前のように好きといえる時代。時に平成初期の「オタ活」に思いを馳せてみるのも新たな発見があるかもしれない。

単行本第1巻が1月13日より発売!
ニコ・ニコルソン/宮城県出身。マンガ家・イラストレーター。東日本大震災で全壊した実家を建て直すまでの道のりをコミックエッセイ『ナガサレール イエタテール』(太田出版・第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品)で描く。その後、祖母が認知症を発症。介護生活の様子を『婆ボケはじめ、犬を飼う』(ぶんか社)、『わたしのお婆ちゃん』(講談社)で描く。佐藤眞一との共著『マンガ 認知症』 (ちくま新書)が話題に。他の著書に『根本敬ゲルニカ計画』(美術出版社)、『アルキメデスのお風呂』 (ビーグリー)など多数。

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