「世間の目は気にせずに、やりたいことで笑おう」フォロワー200万人TikToker「伊吹とよへ」の生き方
「好きなことで、生きていく」というフレーズをご存知でしょうか?
2014年、YouTubeがクリエイターにフォーカスした大々的なプロモーションを行い、そのCMのテーマになったフレーズです。YouTuberという職業が真新しかった当時は、物議を呼んだCMだったことを記憶しています。
そして2022年、新年から放送されているTikTokのCMコンセプトが「きみが次に好きなもの」。このコピーの差は特徴的であり、クリエイターを取り巻く環境の変化とも言えるでしょう。
ご存知の通り、TikTokはショートムービーSNSで、10代、20代を中心に人気を擁しており、投稿のハードルが低いためユーザーも気軽に参加できることが特徴です。そしてTikTokにも、YouTubeにおけるYouTuberと同様に動画クリエイターの「TikToker」と呼ばれる存在の人々がいます。
このTikTokの新CMに出演しているTikTokクリエイターでもあり、13日にセカンド曲をリリースする「伊吹とよへ」さんに、今のTikTokerを始めとするインフルエンサーの現状、そしてこの歌に込めた若者たちへの想いを語っていただきました。

TikTokerって普段何してるの?実際儲かるの?
TikTokのCMのコピーにもあった「きみが次に好きなもの」というフレーズはYouTubeの「好きなことで、生きていく」とは似て非なるものですが、これはプラットフォームにおける仕組みの違いと言えるでしょう。
YouTuberは、広告収入として再生回数に応じて収益が配分される仕組みになっていることは周知の事実であり、「小学生のなりたい職業ランキング」に選ばれ続けるように「職業」としての認知が高まっています。ではTikTokerはどうかというと、いくら再生されようがTikTokから収益が入ってくることはありません。それが、TikTokerが「職業」として認知されていない要因なのかもしれません。