2022.01.14
# ライフ

「世間の目は気にせずに、やりたいことで笑おう」フォロワー200万人TikToker「伊吹とよへ」の生き方

馬淵 恵梨香 プロフィール

チャレンジするものに試練はやってくる。初めての挫折と引退危機の原因とは?

「TikTokはやり始めてから、右肩上がりに伸ばしていったからうまくいくと思ったのに」(よへ)
「200万人という数字がある中で、自分でも“傲り(おごり)”があったのかもしれません」(伊吹)

TikTokerとして順調に力をつけていた2人が失敗を口にするのが、彼らにとって新しいプラットフォームであるYouTubeへのチャレンジでした。持ち前の分析力を活かし、事前にかなりの準備をして臨んだはずのこの挑戦は想像を絶する試練と変わることとなりました。「今だから落ち着いて分析できているのですが…」と前置きした上で、プラットフォーム(YouTubeやTikTokなど)ごとに見ている層が全然違うということを思い知らされたと言います。

「まず、TikTokにいるような同じ人たちが見てくれると思っていたんですが、これが大きな間違い。自分達のことを全く知らない人たちであることはもちろん、世代的にも様々な人の目に触れてしまったんですね。結果として、心無い声が形になり、“伊吹とよへはもうオワコン”など批判コメントが散見されるようになりました。

ここで、批判コメントは無視して続ければいいと思ったのですが、今まで順調だった分、批判的なコメントは少なかったので、このような声にも応えて内容を変えていかないと…と考え込んでしまった」

 

批判的なコメントは誰であれ、メンタルには悪い影響を与えてしまいますが、体調にも少し表れるようになり、200万人のフォロワーを誇るTikTokerの彼らであっても、YouTubeではチャンネル登録数が1万人にも届かないまま苦戦し、思い悩んでしまったそうです。

「ある日、アスファルトに2人で寝そべって、“このままやって、ダメだったら引退しよう”と。そこまで追い込まれてましたね。ただ、これで並々ならぬ覚悟を決めて、周りの声に耳を傾けすぎないように“やりたいことだけで動き続ければいい”と心に決めることができたんです」(伊吹)

実際TikTokの成功も、1日3動画、1ヶ月に90本にも及ぶ動画を考えすぎず、自分達を信じてやり続けた結果だったことを思い出して、まずはYotubeで100本アップするという目標を打ち立てた結果、2021年内にYouTubeでも20万人を超えるチャンネル登録数を達成しました。

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