2022.01.16

韓国が「ギリシャ化」し始めた…! 現地紙が「財政危機&破綻」まで心配するワケ

大統領選「バラマキ」が凄いことに…
武藤 正敏 プロフィール

尹氏のポピュリスト転換は保守内でどう評価されるか

尹錫悦氏と大統領候補を争った洪準杓(ホン・ジュンピョウ)氏は1月11日、尹候補の公約に対し「李在明候補と何が違うのか……バラマキ大統領選挙だ」「ベネズエラにしようとしているようだ」と批判した。

そして「これは切羽詰まった状況で出てきたものだ。こうした政策を実際に執行すれば『国家社会主義』になる」と述べた。これまで洪氏は李在明氏のバラマキ政策を批判し続けてきた。

尹錫悦氏は1月6日、洪氏に電話をし、深刻な内紛の解消に向け助言を求めていた。両氏が近々会合を持つ見通しであるとの報道もあった。野党の陣営の中には「洪氏と宿怨の中の金鍾仁(キム・ジョンイン)前総括選対委員長が退いたので、尹氏と洪氏が手を結ぶムードが生まれたと」指摘する向きもあった。

 

尹氏にとって至急の課題は保守内部の団結を取り戻すことである。同氏が李在明氏に倣ってポピュリスト的なバラマキ戦術に転換することには反発も多い。

むしろ文在寅政権で青壮年の良質な雇用が奪われたこと、不動産価格が高騰し若者が不動産を所有する夢を奪われたこと、労働組合の行動が過激になりまた、規制が強化されることで経済活動に悪影響を及ぼすようになっていること、など韓国経済の課題について真摯に取り組むことが保守内部の結束を高め、支持率回復につながるとの見方もあろう。

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