お金に振り回されず、老後を楽しく乗り切るために

本当に必要な「ちょっとの工夫」とは

人生100年時代、だれもが不安になる「これから」の人生設計。残された人生をどうやり繰りするか――そんなライフプランニングの指針をわかりやすく網羅した話題の書『「定年」からでも間に合う老後の資産運用』を読み解く。

危ないことやできないことはやらなくて大丈夫

年金を収める歳になったころ、未来の自分が本当に受給できるのかどうか、疑心暗鬼だった。その気持ちが消せないからこそ、「自助努力」としてできる限りの貯蓄を心がけてきた。だが時が経ち、いざその時が見えてくるようになると、消してきたはずの不安がむくむくと湧いてくる。自分が選んだ方法よりも、もっと良い方法があったのだとしたら──。

本書はタイトルの通り、主に定年を間近に控えた方向けに、お金に振り回されず過ごせる老後の方法について、さまざまな角度から丁寧に紹介している。「今の貯蓄は心もとない」「資産運用は苦手でこれまで遠ざけてきたけれど、やっぱり不安……」という方にこそ、著者の言葉をお届けしたい。

安心してください。じつはちょっとの工夫をするだけで老後資金は見通しが立つものです。定年間際の方でも、十分に間に合います。

必要以上にリスクのある投資や、続けられないような節約をする必要はありません。退職金や公的年金の上手な受け取り方、定年後でも間に合う資産運用の仕方、自分にあった節約方法など、知っておくべき知識を押さえ、それを実践するだけで、十分に幸せな老後を送ることはできるのです。

著者の風呂内亜矢氏
 

「今から見直すなんて遅いかも」と考えていた私は、この言葉に背中を押された。私の場合、定年まで時間がある今が見直しのチャンスなのだろう。早ければ早いほど、打てる手も増えるはず。これまで選んできた方法が適切かどうかを知ることもできそうだと、早速読み始めた。

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