竹島強奪70周年―韓国はアメリカも認めていない不法行為に終止符を

すべての日韓対立の根源

70年前のこの日

74歳になって、そのうちの70年間を病気で、あるいは能力を十分に発揮できないでいると想像してほしい。

これは日韓関係のことだ。日本と大韓民国は、1948年に韓国が誕生して以来、概して冷え切った関係にある。実際、韓国が独立してから17年後の1965年にようやく両国の基本的な外交関係を確立する条約が締結された。

冷え切った関係には、さまざまな理由がある。両国にはそれぞれ責任の一端があるが、重要な問題の一つである竹島問題では、明らかに韓国に非がある。

この事実は、当時の国際社会、特にアメリカが明確に認識していたからこそ、この解説の冒頭で「70年」に言及したのである。

 

70年前のこの日、1952年1月18日、大韓民国初代大統領は「李承晩ライン」を一方的に宣言し、そのライン内の海洋主権を宣言し、竹島をはじめとする島々と朝鮮半島近海はすべて韓国のものであると表明した。

李承晩ライン 出所:韓国国立公文書館

連合国の占領下にあった日本政府は10日後、この宣言に公式に異議を唱えた。不幸なことに、李承晩の宣言は日韓国交正常化交渉開始の1カ月前であった。

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