韓国は自国の国益を何だと考えているのか
韓国は、日韓両国が直面する問題の多くを日本のせいにしたがるが、その前に、特に竹島のケースで、自分たちが有害な役割を果たしたことを認める必要がある。そうすることで、日韓関係が何十年にもわたって苦しんできた病から回復するための長い道のりが始まることを期待したい。
駐日米国大使に任命されたラーム・エマニュエル氏の公聴会では、日韓関係の改善を促進するよう具体的な指示が出された。その必要性はあるが、竹島の場合、70年にわたる紛争で明らかに韓国側に非があることを彼は知る必要がある。
非友好の国々が多い北東アジアでは、民主主義国同士として、日本と韓国は互いに必要とされるはずである。まさに中華人民共和国、朝鮮民主主義人民共和国、ロシアという、この地域どころか世界で「最悪のアクター」に囲まれ、大洋へのアクセスを第1列島線に阻まれている韓国は、日本を特に必要としているはずだ。さらに、韓国は自由で開かれた、豊かな台湾も必要としているのである。従って、日本との協力は正しいだけでなく、賢明なことでもある。
韓国は、竹島の領有権放棄によって日本との関係に与えたダメージを元に戻すことから始め、その代わりに安全保障と経済の領域で大きな協力を追求するべきである。