2022.01.21
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「おかしのことでケンカしよう。」亀田製菓が常に“全力投球”な理由

田中通泰代表取締役会長 CEOに伺う

提供:亀田製菓株式会社

「亀田の柿の種」や「ハッピーターン」など、誰でも一度は食べたことがある米菓。この2つの商品のみならず、ほかにも多くの米菓を製造、販売しているのが亀田製菓株式会社(本社:新潟県新潟市)だ。

現在、亀田製菓は国内外でトップシェアを維持している。その背景にあるのが、約10年前に打ち出した「おかしのことでケンカしよう。」という社内スローガン。一見過激にも思われるこのスローガンだが、一体どのような意味が込められているのだろうか? 当時の亀田製菓に危機感を覚えて、自ら率先して制定に向けて動いたという田中通泰代表取締役会長 CEOにお話を伺った。

スローガンが書かれたTシャツを身に着けた田中通泰代表取締役会長 CEO(撮影:神谷美寛)

なぜ「ケンカしよう」なのか?

――まずは「おかしのことでケンカしよう。」というスローガンを決めた背景について教えてください。

「お客様の健康と幸せのために、従業員全員が本気になって考えて意見をぶつけ合う」という理想的な環境を目指して、2011年に制定しました。亀田製菓の精神的な支柱を体現している、いわば「亀田スピリッツ」を一言で表したスローガンです。

これを決めた当時は、ちょうど海外進出が本格化し、国内外でさまざまな個性を持った亀田の従業員が働き始めた時期でした。そこで多種多様な従業員たちに、部署や役職、勤務地を超えた「共通の価値基準」を持ってもらいたいと考えて、私が主導して決めたものです。

――「ケンカ」というのは、かなり刺激的な言葉だと思います。

元はと言えば、社内で積極的に議論する空気をつくりたかったんです。ただ当時の亀田製菓にはそのような土壌がなかったため、まずはムードづくりから始めようと思い、あえて従業員同士で意見をぶつけやすい、刺激的なスローガンにしました。

初めて社内向けに発表したときは、少し反応が鈍いと言いますか、「おかしのことで……ケンカ?」という戸惑いは見られましたね。しかし社内に議論できる雰囲気がないことは多くの従業員も共感してくれていたので、少しずつ浸透していったように感じています。我々もポスターを作ったりTシャツを着用したり、視覚的に伝わるようアクションに落とし込んでいったので、気概として根付いてきたのではないでしょうか。

――本日もTシャツを着ていただきました。

当時私は社長でしたが、従業員に「本気さ」を伝えるために率先して着ていました。スローガンを決めた人間が先頭に立ってアクションを起こさないと、社内に波及していきませんから。

ほかにも社内の意見を商品開発に活用するために、部門横断の試食会も開催しました。自社、他社の商品を集めて試食を行い、そこで出た社内の意見をマーケティング部にフィードバックして、製品開発に反映してもらう。実際に良いアイデアが出ただけでなく、部門の垣根を越えて従業員同士の一体感も高まったと思います。