いつかひょっこり遺伝子が…

「パラレルがちょっと開いちゃって、1点足りなくて2級に合格しなかったから今年は頑張る」と長男の目標を聞いても、スキーと言えば八の字しか知らない私は今一つピンとこない。

つい先日スケートに行った際も、壁から離れられないのは私だけ。付き添いのはずが、終始子供たちに心配されてしまった。縄跳びは長男にはかなわないし(私、二重とびが出来ません)鉄棒は次男にもかなわない(彼は、腕の力が強いのか、どんなに高い鉄棒でも逆上がりが出来てしまいます)。

週の半分以上、サッカーに通う長男も、空手に励む次男も、私からすれば立派なスポーツ少年だ。すごいなあと思っている。

二人の息子さんはそれぞれサッカーと空手を習っている。写真提供/青木裕子
 

でも、だけど、いつか私の遺伝子がひょっこり顔を出して、「運動は苦手……」となることがあるんだろうか。抗えない運命が存在するのだろうか。

努力でどうにかなることとならないこと。嫌だなあ。考えると切なくなる。

ただ、自分の運動神経に自信がないこともあって、息子たちに過剰な期待を抱かないという点は、もしかしたら我が家の子育てにおいては悪くないのかもしれないとも思う。