カリスマ直伝、「アクティビズム2.0」で「大儲けを狙えるお宝3銘柄」を実名公開する…!

「カリスマ投資家」として名を馳せた木戸次郎氏。2020年代の日本で個人投資家がどうやって儲けるか、「アクティビズム2.0」という観点から解説し、推奨銘柄もご紹介します。

アクティビストの動き

市場における「アクティビスト」=「物言う株主」と聞くと、みなさんは何を連想されますか? かつて「モノ言う投資家」として名を馳せた村上世彰さんか、はたまたブルドッグソース、サッポロホールディングスなど日本の名だたる企業に対して一斉にTOBを実施(または実施宣言)したスティールパートナーズか…。

いずれにせよ脳裏に浮かぶのは、ターゲット企業に対し、一貫して強圧的に、増配や自社株買いを要求するといった「強引なスタイル」なのではないでしょうか。

〔PHOTO〕iStock
 

こうしたやり方で、2000年代初頭から日本を騒がせたアクティビストでしたが、最高裁から強引な投資であるという認定を受けたこと(「濫用的買収者」の認定を受けました)や、2008年に起きたリーマンショックなどの影響もあって、この十数年間は日本で目立った動きを見せることはありませんでした。

その一方で、アクティビストが去った後、日本のほとんどのキャッシュリッチ企業は、怠慢経営と説明不足という“成さざるの罪” ——要するに、現金を保有するだけでそれを新たしいビジネスに使おうとしない罪——を15年間も重ねてきました。

ところが、いまそこに新たな変化が起きています。2020年頃から、「アクティビズム2.0」とでも言うべき動きが、水面下でひっそりと始まり、株式市場にもひそかに地殻変動を起こしているのです。

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