2022.01.23

「ドカベン」誕生にかかわった男が明かす…水島新司さんが「江川卓とキャッチボールした日」

水島新司さんが「江川とキャッチボールしたい」と

水島新司さんが作新学院高校時代の江川卓投手と初めて出会ったのは1973年春のセンバツ高校野球大会の時だったという。

「作新学院が宿泊していた『ホテル芦屋』に水島さんがやってきて、『江川に会わせてくれ』『江川とキャッチボールがしたい』と言うんです。

水島さんは『男どアホウ甲子園』を描いていた頃で、私は認識できていたかどうかというくらいでした。それでも、あまりにも熱心だったので、近くの芦屋公園を指定して『ここで待っていてください。江川を連れてきますから』と伝えたんです」

こう語るのは当時、江川の捕手を務めていた亀岡偉民(当時は小倉姓)だ。現在は自民党の衆議院議員である。

亀岡偉民衆院議員 筆者撮影
 

当時は江川フィーバーで、江川に接触するのは容易ではなかった。

しかし、水島さんの気迫に、チームメートの心は動かされた。

「そこに江川を連れて行って、キャッチボールをさせました。水島さんは大感激していて、涙を流して喜んでくれました。それで、夜にはホテルの裏口からこっそり入れてあげて、ゆっくりと野球の話をしたんです」

SPONSORED