2022.02.01
# 相続税

手を出せば「地獄」をみる…65歳をすぎた人が「やってはいけない」相続と贈与のルール

週刊現代 プロフィール

相続対策になると言われて入った生命保険の受取人についても、検討の余地がある。以下のようなケースが起きる可能性があるからだ。

「保険屋に勧められるままに、夫の保険金の受取人を娘にしていました。しかし夫の遺産は4000万円しかなく、基礎控除の4200万円を下回っていたため、そもそも相続税対策の必要はありませんでした。

そこで夫の死後、娘に『いろいろと不安だから、保険金を半分もらえないか』と頼んだのです。しかし『私がもらったおカネだし、贈与になってムダな税金を取られる』と拒否されました」(80代・女性)

 

相続税がかからないなら、税金対策の保険を用意する必要はない。受取人を子供にしている人は、妻に変更しよう。

すでに子供と二世帯住宅にしている人は、解消に踏み切るのは難しいだろう。だが、せめてトラブルを避けるための工夫はしておくべきだ。

「生活費についてはいくら負担するかを明確に決めておき、文書にしておきましょう。孫の面倒を見る場合も、内容や期間をはっきり決めておき、適切な距離を保ったほうがいい」(宮本氏)

甘えた心を捨て、自分の頭で考える習慣をつける。それができるかどうかで、人生の晩年は天国にも地獄にもなりうる。

『週刊現代』2022年1月29日・2月5日号より

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