夫婦共に東大卒で、大手有名企業に勤務するA子さん。息子さんの小学校受験失敗をきっかけに「良い結果を出す人は、みんな子どもにいろいろやらせている」と思い込み、息子さんの小学校入学を機に週7回の習い事を組んだ。その焦りについては前編【東大卒妻が小学校受験に失敗…焦りから子どもに課した「多すぎる習い事」】でお伝えした通りだが、順調に小学校生活を送っていたように見えたある日、息子さんに異変が見え始めたという。

Photo by iStock
 

息子の様子に異変が…

外遊び中心の保育園時代から一転、超多忙小学生となった息子さんは、その甲斐あってか、勉強面でつまずく事もなく順調な小学生生活を過ごしているように見えたという。ところが多忙な日々を送りながら1年ほど経ち、小学校2年生の春に差し掛かろうというときに、息子さんの様子に異変が見え始めたという。

「息子は習い事を嫌がる様子もなく、終わった後に友達が出来たことなどを話して聞かせてくれました。公立小学校の要求水準がそもそも高くないお陰もあるのかも知れませんが、勉強で苦手意識を持つことなく小学校生活を送っていましたし、塾や算数教室でも、先生等にお話を伺うと平均程度の出来という事で、息子の能力に対する若干の物足りなさはあれど、大きく遅れてはいないという安心感がありました。

ところが、2年の春ころから、息子にちょっとした異変を感じるようになりました。家での空き時間での様子が、疲れたサラリーマンそのものなんです。無気力というか、何をするでもなくひたすらボーっとしている時間が長い。一つ一つの習い事は嫌いではないはずなのに、行くように促すと全てに対して難色を示す。宿題をやらせても身が入らなくて集中力を失い、凡ミスを連発する。朝も寝起きが悪くなったようでした。

さすがに週7個の習い事が多すぎるのかと思い、それぞれについて『辞める?』と問うと、辞めない、というので、違和感を覚えながらも何の手を打たないままに数か月過ぎていました」