2022.02.11
# トヨタ

トヨタ「業績絶好調」のウラで、いま「エース社員」たちが続々と逃げ出している…!

自動車販売台数は世界一。空前の好業績、そして満を持してのEV進出に社内は沸いている――と思いきや、エースたちが次々と去り始めたという。豊田家の足下で起きている、異変の全貌をすっぱ抜く。

「最中枢」の管理職が退社

トヨタ自動車社内ではいま「ミドルの崩壊が始まった」と言われている。入社数年の若手ではなく、評価の高い優秀な40代から50代の管理職が、新天地を求めて自己都合退職しているのだ。

大きな衝撃が走ったのは昨年末。本社中枢の一つである、人事部の大橋俊介部長が突如退社した。転職先は風力発電関連ベンチャーと言われる。'98年入社の大橋氏は中国・天津の合弁会社への出向などを経験した後に、人事部労政室長を経て同部長に昇格していた。

「大橋氏に限らず、トヨタの人事部門ではこの1年ほどで室長・課長クラスの中堅幹部10人近くが相次いで自己都合退社し、話題になっていた。理由はそれぞれだが、主に会社・組織に対する不満のようだ」と、あるトヨタ幹部は語る。

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管理職の退社が続いているのは人事部門だけではない。昨年9月に筆者が指摘したように、「クラウン」や「カローラ」などを担当する社内分社組織「ミッドサイズビークル(MS)カンパニー」では昨夏、司令塔役だったMS統括部長が突如退社した。'91年入社で、コーポレート戦略部や北米統括会社などで要職を務めてきた。転職先は輸入車などの販売を手掛ける企業だ。

こうして本社の中枢で幹部社員の退社が相次いでいるため、人材補充のために「新車紹介キャンペーン」ならぬ「中途入社紹介キャンペーン」が展開され、志望者の紹介が奨励されているという。

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