2022.02.10
# 不動産

現地を見学せずマンションを購入、その後に待ち受ける「恐ろしい悲劇」

モデルルームに潜む「落とし穴」
山下 和之 プロフィール

だったら、現地を見ても仕方ないじゃないか。そう思うかもしれないが、そんなことはない。周辺環境は1年や2年でそう変わるものではないので、事前に自分の目で確認しておくことには十分な意味がある。

どんな点をチェックしておけばいいのか、具体的な項目は人にもよるが、実際に新築マンションを買った人たちの重視項目はグラフのようになっている。

トップの「価格」や3位の「広さ」、5位の「間取りプラン」などは、現地に足を運んでも体感できるものではないが、2位の「最寄り駅からの時間」、4位の「通勤アクセスの良いエリア」、6位の「生活環境」、7位の「周辺環境」などは、竣工前でも自分たちで体感できる。シアターで見る極限まで美化された映像ではなく、リアルの体験なので間違いがない。

マンション選びの重視項目(複数回答、単位:%、リクルート『2020年首都圏新築マンション契約者動向調査』より)
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「徒歩5分」という落とし穴

たとえば、「最寄り駅からの時間」について、映像や広告などで「徒歩5分」とうたっていても、実際にはその倍の10分以上かかってしまうことがある。

不動産広告では、80mを1分として表記することになっているのはご存知の方が多いかもしれないが、その80m=1分には、信号、坂道などは考慮されていないし、最寄り駅の起点も改札口ではなく、出口からになっている。地下鉄の駅だと、改札を出てから、地上の出口に達するまでに2分、3分とかかることが珍しくない。比較的新しい地下鉄だと、長大なエスカレーターがあって、それ以上かかることもある。

また、同じ5分でも坂道なのか、平坦な道なのかも、大きな違いだ。

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