2022.02.13
# 音楽

「責任を持って布袋寅泰を完成させたい」キャリア40周年、60歳を迎えた今も衰えぬ情熱 

白鳥 純一 プロフィール

40周年の歴史を彩る 夢の共演や久々の再会

今作品では、布袋さんが「長年の憧れだった」と話すデヴィッド・ボウイ(1996年)やザ・ローリング・ストーンズ(2014年)との共演や、東日本大震災の復興支援に取り組んでいた吉川晃司さんと、「久しぶりに心が通じ合った」ことで実現したCOMPLEXの再結成ライブ(2011年)。

さらには、数々の伝説が語り継がれるロックバンド、BOØWYのメンバーでもある松井常松さん、高橋まことさんとの再会(2019年)。布袋寅泰というギタリストが歩んだ軌跡や、キャリアを彩るさまざまな出会いが描かれている。

「Still Dreamin' ―布袋寅泰 情熱と栄光のギタリズムー」

――この作品には、ギタリストの布袋寅泰さんのキャリアや、さまざまな出会いが描かれています。布袋さんにとって「出会い」とはどんなものですか?

やはり「出会い」は、人生における大事な1パートですよね。出会いの数は限られていますし、人生ですから、残念ながらすべてが予定通りに行くわけではないんですけどもね。

長く活動を重ねていると、幸運や感謝しなければいけないことがたくさんあり、全てが愛しく大切なものだったと思えるようになりました。

これは自分自身が、ファンや家族、そしてスタッフの皆さんに支えられていたことに気づかされたからでもありますが、逆の言い方をすれば、素晴らしい数々の出会いをどのようにステージや音楽に反映し、“生き様”として残していくかということにも繋がっていく。ここからは、自分次第だと思います。

 

――作中には布袋さんの未来への想いも垣間見えました。いま真剣に音楽と向き合っている若い世代が、「夢」を実現させるには何が必要だと思いますか?

僕らの頃はYouTubeもなかったですし、これからは「メタバース」が進み、5年後には今とは違う世界になっているでしょうからね。いつの時代も才能のある人はいるので、これまでとは違う形で音楽を伝える手段を見つけ、それぞれの想いを形にしていくのではないかと思います。

僕がこれまで先輩方に引っ張ってもらったように、今度は僕がみんなに向けてエールを送る立場。「いよいよ僕の順番になったな」という感慨深さを噛み締めつつも、みんなの「夢」を応援していきたいという想いです。

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