2022.02.13
# 音楽

「責任を持って布袋寅泰を完成させたい」キャリア40周年、60歳を迎えた今も衰えぬ情熱 

白鳥 純一 プロフィール

40周年記念ライブは、一転して無観客に…

作中には、「コロナ禍」の影響により、急遽無観客の配信形式に切り替えて開催されたアーティスト活動40周年記念ライブ(2021年1月・日本武道館)の舞台裏や、布袋さんが「とても心が通じた仲間」と話すバンドのメンバーと共に、丁寧に音を作り上げていく様子などが描かれている。

――バンドの皆さんと一緒に、過去の作品に真摯に向き合う布袋さんの姿が印象的でした。BOØWY時代の楽曲でもある『NO. NEW YORK』では、エピソードを交えながら「理想のイメージが完成した」とお話しされていましたが、これまで発表してきた曲に対して、どのような想いで向き合っているのでしょうか?

BOØWYやCOMPLEX時代の曲、そしてソロになってから発表した曲に対しても、「時代と共にアップデートしていきたい」という想いは、変わらずに持ち続けています。とはいえ、既に完成している曲ですし、オリジナルに籠められた“魔法”もありますから、オリジナルを越えることはなかなか難しいんですけど…。

 

ただ、「アンサンブル」という意味合いでは、さまざまな経験を重ねて、当時よりも音の作り方がわかるようになった部分もある。例えば(『NO. NEW YORK』では)ブラスやシンセサイザーを加えてみたりしてね。バンド時代には頭の中だけで鳴っていた音が、キャリアを積んだことで実際に奏でられるようになったりする楽しみはあります。

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