2022.02.14
# ビジネス
Amazonがエンジニアの給料を4000万円に…世界の「高給競争」で置いてけぼりの日本
年収は4000万円
アマゾン・ドット・コム(アマゾン)は、米国で働くソフトウェア・エンジニアなどの基本給の上限を年35万ドルに引き上げる。
日本円に換算すると約4000万円だ。
引き上げ前の基本給は平均で13万1040ドル(約1500万円)だった。
韓国のIT大手のサムスンも、特別賞与を支給して技術者等の囲い込みを図っている。
それほど、世界的にIT先端分野での人材争奪戦は熾烈だ。

その背景の一つとして、世界経済が先端のIT分野に向かっていることが大きい。
特に、ここへ来て、“メタバース”など新しい分野への移行が鮮明化している。
仮想現実(VR)や拡張現実(AR)の技術を用いて、現実を超越した世界をデジタル空間に生み出そうとする企業が急増している。
プログラミングなどIT先端分野の専門技術を持つ人材は、世界各国で引っ張りだこだ。
専門人材を必要とする企業は今後も増える。
オランダのソフトウェア開発企業Daxxによると、国別にみたソフトウェア・エンジニアの基本給トップ10位にわが国は入らない。
わが国のデジタル化の遅れは非常に深刻だ。ソフトウェア開発などの専門人材を獲得して成長を目指すために、わが国企業はかなり思い切ったことをやらなければならない。