ひとりでできる呼吸レッスン

呼吸を深めるには“吐く”ことが重要と、〈呼吸ラボラトリー〉のアマミヤさん。しっかり吐くことができるようになると、自ずと吸うこともできるという。“吐いて吸う”が意識できるようになる、基本の練習を教えてもらいました。

講師:アマミヤアンナ
呼吸ラボラトリー主宰。呼吸家・加藤俊朗さんの呼吸法に、独自に学んだ整体の理論などを交えて、呼吸レッスンを開催。活動の拠点は長野。対面レッスンの他に、オンラインレッスンも開催している。kokyulaboratory.com

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いつ、どこでも自分をケアできる。
それが呼吸法の最大のメリット

“深く呼吸をする”と聞くと、胸いっぱいに息を吸い込む深呼吸をイメージする人も多いはず。

「深い呼吸をするには吐くことが大切。吐いた分だけスペースが空くから、新鮮な空気が体の内側に入ってくるんです」とアマミヤアンナさん。

アマミヤさんが主宰する〈呼吸ラボラトリー〉で教えるのは、アマミヤさんの師でもある呼吸家・加藤俊朗さんのメソッド。そこに独自に学んだ整体の要素も交えて、レッスンを行っている。

「呼吸という言葉は、“呼く”と“吸う”の順でできています。でも、実際に吐いてみると思ったほど息を吐き出せないことに気づくはず。レッスンでは無理せず気持ちよく息を吐く練習をしながら、少しずつ息を吐く呼吸を習慣にしていきます」

アマミヤさんが教えてくれたのは4つのステップ。朝起きてすぐや夜寝る前に、一日5分でも続けると徐々に息を吐くコツが摑めてくる。

「意識してほしいのは丹田。おへそから9センチ下あたりにあって、武道やスポーツでも丹田に重心を置くことが重要とされています。丹田を感じられるようになると、心が落ち着き、地に足がつく感覚が得られ、呼吸も自ずと深まります」

もうひとつ大切なのが、息を吐く時に心に浮かんだ思考や感情を“手放す”イメージを持つこと。

「多くの人は幼少期の環境や学校生活などから、思い癖や考え癖、口癖を身につけていきます。そこから生まれる不安や焦り、イライラを手放すイメージで息を吐くと、不思議と心も落ち着いてくる。呼吸は心と体の“掃除”のようなものです」

人が1日にする呼吸は2万~3万回。その呼吸が少しでも変われば確実に変化する、とアマミヤさん。

「いつでも、どこでも、手ぶらで自分自身のケアができるのが呼吸法のいいところです。吐く呼吸を身につければ、いつでも心身を緩めて、“自分の軸”に戻ることができる。呼吸に意識を向けることは、心と体のポテンシャルを高めてくれるはずです」