姉への違和感を決定づけた出来事

加えて、私と両親がきちんと話し合って決めたことが、姉の一声で一瞬にして覆されてしまったことも、今や大人である私の尊厳を踏みにじられたような気がしたのだ。せめて私に一声かけてくれればよかったではないか。姉に、そこまで私の生活や行動を支配する権利があるのかと、私はこのとき初めて強い怒りを覚えた。

それからしばらくした日のこと。突然姉が「(私の家の近所の)〇〇のお菓子が無性に食べたくなったから買ってきてくれない?」とLINEをしてきた。そこで私は、感染も落ち着いてきたし、会っても大丈夫と判断したのだろう、と思い、お菓子を買って姉の家へと向かった。

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そして最寄り駅で「あと10分ぐらいで着く」とLINEをすると、何と「今、外だからドアにかけておいて」と言われたのだ。びっくりした。思わず「えっ、いないの? 会えるのかと思って来たのに」と返すと、「会えるわけないじゃん。アンタは仕事でいろんな人と会ってるから危ないって、ずっと言ってるでしょ」と返ってきた。

そして「そんな仕事、辞めたら?ww 結婚できないよ」とまで書かれてた。さすがに腹が立ち、「でも私は仕事辞めないよ」と送ると、姉は「はいはい、じゃあ一生会いません」と言い、それっきり私が何を送っても既読スルーになってしまった。私は仕方なくお菓子だけ置いて帰るしかなかった。

この出来事がきっかけとなったのかは分からない。姉と会わない期間が長くなったことで、客観的になれただけかもしれない。いずれにしても、その後からジワジワと、これまでの姉から受けた仕打ちが私の中で大きく沸き上がるようになってきた。