関係改善のために決めたこと

まず1つは、「お姉ちゃん」と呼ぶのをやめることだった。

この「お姉ちゃん」という甘ったるい響きは、姉のほうが上で妹はそこに甘え頼るもの、という上下関係の構図を生み出していると思ったからだ。欧米ではきょうだいでも互いのことを名前で呼び合うが、あれは対等な印象があっていい。だから私も姉のことを名前で呼びたいと思ったのだ。ただ、いきなり名前を呼び捨てにするのは違和感もあり、今はLINEでは姉の名前をアルファベットで打つなど、少しずつ呼び方を変えていっている段階だ。

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もう1つは、とにかく距離をとることを心掛ける、ということだ。

これまでの姉は、ストレスがたまると私に電話やLINEをしてきては愚痴をぶちまけていた。私は自分が結婚も子育てもしていないこともあって、「その苦労は想像以上のものがあるのだろう。気楽な独り身の私が聞かないと」と思い、どんなに忙しくても、夜遅くてもう寝たいと思っていても、でき得る限り聞くようにしていた。

しかし姉は、私がひとたび「じゃあこうしたらいいんじゃない?」などと解決策を提案すると、「そんなに簡単じゃない! アンタはホント何も知らないね」などと牙をむくので、とにかく気を遣うところがあった。でももう、こんなふうに距離近く尽くすのはやめよう、と決めたのだ。