西側メディアに騙されてはいけない!
我々は基本的に西側メディアの情報に接していて、西側の価値観で物事を見てしまいクセがついています。
しかし、近年の国際情勢を、「ロシアの視点」で見ると、まったく別の世界が出現します。
西側の価値観としては、「クリミア併合を強行したロシアはけしからん」ということになります。
ただ、ロシアからすると、「もともと同じ旧ソ連で、経済・文化的にも近いウクライナを、NATO側が無理やり西側へ切り取っていった」と見えるわけです。

ロシアからすれば、「けしからん」のはアメリカやNATO、そしてアメリカの傀儡(かいらい)政権とも揶揄(やゆ)される、ウクライナのゼレンスキー現政権ということになります。もちろん、ゼレンスキー政権が、今後ロシアと融和的に物事を進め、軍事衝突が回避される可能性もあります。
我々が西側の価値観を持ってしまうことは仕方がありません。ただそれでは、物事の真相を見誤ってしまう可能性が高いと言えます。