2022.02.25
# 政治

野党の魂を売った…異例の「予算案賛成」で自民党にすり寄る、国民民主党の残念さ

「安易な妥協」ではないのか?

まさか、野党が予算案に賛成

令和4年度の予算案が2月22日午後、衆議院本会議で可決され、参議院に送られた。一般会計総額は過去最大の107兆5964億円で、自民党と公明党、そして国民民主党が賛成した。

「国民民主党が予算案に賛成するらしい」

前週あたりからメディアの間ではそうした情報が洩れていたようだ。確かに国民民主党は「政策提言型」を自負し、反対ありきの野党のあり方とは一線を画す。しかし、だからといって本予算をまるのみにはできないはず。それでは野党としての節操がないからだ。

「予算案への賛否は、首相指名と同じぐらい重い。与党か野党かということまで問われるぐらいの大きな採決だ」

立憲民主党の泉健太代表は、衆議院予算委員会で予算案が可決された2月21日、記者団に驚きを隠すことなくこう述べた。共産党の小池晃書記局長も「事実上の与党入り宣言だ」と批判した。自民党に近いとされる日本維新の会の藤田文武幹事長でさえ、「ディール(取引)をしたいのか、(与党に)入りたいのか」と訝しんだ。

立憲民主党の泉健太代表[Photo by gettyimages]
 

自民党は茂木敏充幹事長が国民民主党の予算案への賛成に「責任ある行為だ」と歓迎の意思を示したが、公明党の山口那津男幹事長は22日の会見で「合意が広がることは望ましい」と述べたものの、連立の枠組みに影響しないことを岸田首相に確認したことを強調するなど、警戒心を露わにした。

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